最強の禁酒方法は「酒の正体を知ること」

By: Lenore Edman

禁酒がしたい！

という方は多かれど、
本当に禁酒に成功する人はかなり少ないと思います。

みなさんの身の回りを考えてみてください。
禁酒に成功している、という人はいらっしゃいますか？
もしくは、もっと条件を広げて、
禁酒を考えている人が周りにいる人はいらっしゃいますか？

ほとんどいないと思います。

それはお酒の正体を知らないからです。

多くの人にとって、
お酒とは何でしょうか？

コミュニケーションの潤滑油？
人生の友？
百薬の長とも言われれます。

適量の飲酒ならば健康にいいとさえ言われます。

本当にそうですか？
あなたはそう思わないからこの記事を読んでいますよね。

あなたはお酒の正体にうすうす気が付き始めています。
禁酒を考えるということは、そういうことです。

他の人が知らないお酒の悪い正体に気付いているのです。
おめでとうございます。

『禁酒セラピー』で有名なアレン・カーは、
アルコール依存症はハードドリンカーだけの病ではない、
と断じています。

世にいうアルコール依存症、
朝起きてまずワンカップやら焼酎やら飲み始める人たちだけが、
アルコール依存症ではないのです。

お酒を口にする人々すべてが、
いわば全員アルコールの罠にかかっていると言います。

違いはただ単純に、程度の問題なのです。

アレン・カーはそれを、
食虫植物にたとえています。

いまにも食虫植物に飲みこまれそうな人、
対して食虫植物の入り口で甘い蜜を飲んで、
楽しそうにしているひと。

両方ともが、ひとしくアルコール依存症です。

もう一度言いますが、程度の問題でしかないのです。
アルコールの危険さに気が付いているかいないか、
というのがその後の自分を守る基準になります。

アルコールをやめるのに、薬はいりません。
すべては考え方次第です。

アルコールに対する考え方を正しく持つことで、
アルコールを飲みたいとは思わなくなります。

酒の正体を知る、とはそういうことです。

気持ちよくなりたいのでアルコールを飲む、ということは、
「頭がぼーっとするからインフルエンザウイルスもらお！」
と言っているのと究極的には同じです。

人体に悪影響をおよぼすものを摂取しよう、
とは思いませんよね。

お酒の正体を知りましょう。