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アルコールは脳を委縮させ、認知症リスクを高めます

公開日: : 最終更新日:2015/07/06 アルコールの害 , , , , , ,

『酒は百薬の長』といいます。

本当にそうでしょうか?
アルコールが脳に与える影響を考えれば、
そんなことわざは酒飲みの自己正当化にしか思えなくなります。

アルコールは脳に害を与える

出典http://urx3.nu/lRfM

 

アルコールによる健康被害を考えるうえで、
私がもっとも恐ろしいと感じるのは脳への影響です。

アルコールは人間関係の潤滑油だ、
とよく言われます。
みなさんも耳にタコができるほど聴いたセリフだと思います。

アルコールを飲むことによって、
人間の前頭葉は理性のコントロールを弱めます。
これにより、普段押さえつけている感情や思いが
解き放たれたような気分になり、
気分が良くなったり、幸福な気分になると言われます。

かつての私もそうでした。
飲み会でのハイテンションが忘れられず、
夜な夜な晩酌を続ける日々。

そうするうちに、
休日に友人と会うことになっても、
ビールや発泡酒をひっかけてから会う、
なんてことが当たり前になり、

しまいには休日の朝から飲むなんてことも
当たり前になりました。

今思えば異常としか思えない習慣ですが、
当時の私にとって、
アルコールは自分を解き放つために必要なものである、
という思い込みがあったのです。

そんな私を変えたのは、
アルコールが与える害について調べまくった時でした。

アルコールは脳の委縮・認知症への道

脳の委縮は30歳を過ぎた頃から誰にでも始まる、
老化現象のひとつです。

脳の委縮によっておこる代表的な症状は、
記憶力の低下です。

認知症やアルツハイマー病に代表されるように、
脳の委縮が原因で記憶力が低下するというのは
よくある話なのですが、

アルコールによる脳の委縮は、
これらの病気よりも激しい程度で進むという研究結果が出ています。

アルツハイマー病などによる脳の委縮は、
海馬や前頭葉、側頭葉前方といった
特定の記憶をつかさどる部分が委縮する特徴をもちますが、

アルコールによる脳の委縮は全体に及びます。

病気よりも病的なスピードで脳を委縮させる毒物が、
アルコールであると言えるのです。
研究によれば、
休肝日や飲酒の頻度に関係なく、
生涯における飲酒の総量によって
脳の委縮の進行度合いが決定されるそうです。

酒を飲めば飲むほど、
脳の委縮が早まるというわけですね。
くわえて、
死滅した脳細胞は、
他の細胞のように再生することがありません。

もとの大きさに戻るということもないのです。
飲酒の習慣が脳に与える影響は、
このように甚大なものであるといえるでしょう。

脳が委縮しますので、
アルコールを長期的に飲むことによる
認知症のリスクは4・6倍近くまで増大します。
これが『百薬の長』『会話の潤滑油』の正体です。

それでもあなたは、飲み続けますか?

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