「お酒は20歳になってから」の幻想をブチ壊す
『お酒は20歳になってから』
よくきくフレーズですね。
逆に言えば、ハタチになったらお酒を飲んでも良いのでしょうか?
そんなことはありません。
今回は、皆さんのお酒に対する幻想を、
ことごとく打ち砕いていきたいと思います。
「いいじゃん、酒ぐらい」
アルコールは薬物である、ということをまずは知りましょう。
「そんな大げさな…」と思われるかもしれませんが、
いたってシンプルな理由です。
アルコールは入手が容易である、
飲食店で一般的に取り扱われている、
という理由から、
嗜好品のひとつとして捉えられがちです。
しかし、
アルコールの効果を知っていれば、
ただの嗜好品であるなんて言えないはずなのです。
嗜好品、と聴いてぱっと思い浮かぶのは何でしょうか?
紅茶やコーヒーなんかは一般的ですね。
スナック菓子やスイーツなんかも嗜好品と呼べるでしょう。
これらの嗜好品は、
香りや味を楽しむためのものです。
これらの嗜好品に年齢制限が設けられていないのは、
毒性が弱く、ほとんど害がないからです。
カフェイン中毒なんて言葉もありますし、
糖尿病なんて病気もありますが、
依存のしやすさはアルコールよりも遥かに低いです。
また、
「夕べはコーヒーの飲みすぎで記憶がないんだよね」
「マカロン食べてたからハンドルがふらついた」
というような発言も聴いたことがありませんよね。
アルコールは、人間の判断力を奪います。
時として、理性を失わせて人生を失敗させます。
そんな薬物が嗜好品と呼ばれるのはおかしいと思いませんか?
成人式で暴れる若者が出るのもお酒の影響です。
シラフであんだけ暴れられる人間、なかなかいません。
「お酒は20歳になってから」の嘘
お酒は20歳になっても飲むべきではないのです。
ハタチでお酒が飲める、というのはあくまで法律上の話で、
本来お酒を飲むことは良いことではないということを
理解していただきたいです。
なぜ法律が未成年飲酒を禁じているかといえば、
成人してからの飲酒よりも遥かに害が大きいからです。
成人の身体にも甚大な被害をもたらすアルコールですので、
未成年の身体に被害がないはずがありません。
それでもなぜ、
人間はお酒を飲むのでしょうか?
それは現実を忘れたいからに他なりません。
学生の頃と比べ、
社会に出た人のほとんどはストレスに晒されます。
仕事をするうえで、数多くの理不尽にも遭遇します。
そんな生活のなかで、
ふと立ち寄ったスーパーで、
安い発泡酒を買う。
家に帰って渇いたのどにそれを流し込めば、
ふっと気分が軽くなるのを感じるかもしれません。
飲酒の快感を覚えてしまえば、
そのうちこれが習慣になり、
しばらくすれば飲酒の量が増えます。
間違いなく増えます。
行く末はアルコール依存症です。
増えた飲酒の量に比べ、
こなさなければならない仕事や、
抱えるストレスの量は減るのかといえば、
そんなことはありません。
なぜなら、アルコールは社会生活を解決してくれないからです。
ただ、自分の思考をぼやけさせるだけなのです。
これが薬物でなくて、何なのでしょうか?
合法なぶん、下手な薬物よりもよほどタチが悪いものです。
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